プロダクツ(商品)


 産業には当然、寿命があります。

 そして実は商材にも寿命がります。



 あなた様もご存知かと思いますが、商品ライフサイクルがそれです。



 ・・・しかし、知っているだけでは全く意味がないのです。



 このライフサイクルを使って、ビジネスをプランしなければ、いつかは、鍋のなかの蛙状態になり死んでしまう・・・。



皆さんは、今何がしかの商材(商品)を扱っていっらしゃるでしょう。

それが、サービスであれ物品であれ、商売である以上、何かを扱っていますよね。



 ところで、テレビである番組を見ました。

 

 そこには、中国の縫製工場が映っており、30代とおぼしき、青年社長が出演していました。

 彼は、日本企業と合弁する大手アパレル小売業向けの洋服をOEMで作っている工場の経営者です。 上海近郊に大きなマンションを持ち、たいそうな金持ち。



 さて、皆さんはこの事実に何を感じますか?



 今の、日本で縫製工場を、今から立上げ大儲けが出来るでしょうか? 

 既に、製造業の多くは、中国へ、その拠点を移し、特に縫製関係は殆ど、設備さえ残っていない状況。

 

 二度と女工哀史の時代は戻らない。

 そう、産業には当然、寿命があります。

 そして実は商材にも寿命があります。

 

 皆さんもご存知かと思うが、商品ライフサイクルがそれだ、

 

 各々の特徴を挙げておこう。

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 1導入期・・・市場に認知されるまで莫大な広告費が必要

        (まだ消費者は買う気にならない)



 2成長期・・・芽が出始め、消費者に販売するのが、

        比較的容易になる。

        (二桁成長を続ける。値段が崩れる)



 3成熟期・衰退期・・業界内で競争激化。撤退企業が相次ぐ。

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 成熟期・衰退期の状態の商材のみで、勝負している場合、遅かれ早かれ、負け組に入ってしまう。

 他社とのダントツの差別化が出来れば、別ですが・・・

 顧客獲得コストが高いのも成熟期・衰退期です。

  

 極端な例ですが、今から畳屋・コンビ二エンスストアーを経営しようとは思わないですよね。 (関係の方いっらしゃったらゴメンナサイ)



 戦略は現状認識から始まる。

 まずは、商品サイクルを確認するのが先決。